皆さん初めまして、娯匠のモーション担当とっくんPです。

 本業はプロデューサーさんですが、副業でモーションを作ります。PSP剣闘士では一部のイベントシーンやキャラモーション等を担当しました。

 さて、弊社は面白いオリジナルのゲームを作ろう、という目標からメンバーが集まった経緯がありますが、今のご時世ですと自社開発のみにすべての人員を投入するのはなかなか難しい状況が続いております。これは企業の大小に関わらず、ゲーム業界全体がそのような状態と言ってもよいかと思われます。

 そんなご時世ですので、当然娯匠でも外注、業務委託等様々な形で他社様のゲーム制作に携わっています。

 特に自身が関わるモーション案件ではアニメ、漫画、小説等原作ありきのゲーム、いわゆる"版権モノ"と呼ばれる類の物が大変多くなっています。もちろんその中には、あるゲームのメディアミックス、スピンオフからくる、ゲーム原作の新作ゲームというものも含まれます。

 この"版権モノ"ですが、自分が好きな題材だったりする事もたまーにあるのですが、そんな時は非常に、大変テンションが上がる一方、プレッシャーも相当な物です。情報が公開されるにつけ、ネット上等にファンの意見が出てくるとドキドキしてしまいます。

 また、大変申し訳ないパターンとして、お仕事でかかわりを持つまで全く見聞きしたことの無い題材である場合もあります。そういう時はとにかく原作を読んだり観たりして、出来る限りファンの方を裏切ることの無いよう最大限努めるようにしています。その結果、ものすごく原作を好きになってしまい、作業の手が止まるほどに原作チェックをする様にもなったりしますが、これもお仕事のうちですので致し方ないというものです。

 "版権モノ"に取り組むとき、関わるスタッフは皆作品に対して大きな愛情と、理解をもって作成しています。しかし、どうしても原作サイド、制作サイド、ユーザーサイドで思惑が違ってしまう事もあります。そういった場合ファンの方の反応が厳しい物になったりもしますが、少なくとも自分と、その周りのスタッフが原作を蔑ろにして作成していたという事は一度もありません。

 元ネタのある物ですから、多くの制限の中絵作りを進めていきます。もうある物、にプラスして新しい可能性を出していく版権モノの仕事は難しく、やりがいがある物だと思います。元々のファンの方には新しい魅力を、それまで見たことの無い方には原作、元ネタへ引き込むくらいの魅力ある物を作るために、これからも版権モノに取り組む際には最大限の努力をしようと思う次第です。

 色々と大人の問題で弊社HP等で具体的なタイトルが明かせないものが多いのですが、最近はありがたい事に弊社ロゴをスタッフロール中に入れていただける事もありますので、偶然目にした際にはこんなこともやってるんだなぁと思っていただければと思います。



 【 こぼれ話 】

 とある版権モノの監修の方と初めてお会いした際に、「剣闘士やりましたよ、スタッフロールにお名前が乗ってましたねフフフ」と言われ、相当小っ恥ずかしい思いをしたりもしました。数少ない剣闘士ユーザー様との直の出会いとなりました…!ゲーム業界は広いようで狭いのです。