娯ログ(β)

ゲームデベロッパー 娯匠 公式ブログ

December 2011

今年最後

堀内です。

今年最後の投稿です。

この時期になると毎年必ず「やばい!もう残り数日じゃん!あぁ~今年もあっという間だった……ていうか今までで一番速かった……やばい」とかお決まりの文句をブツブツ言う人、周りに一人はいるかと思いますが、それが私です。

せっかくですから、一年を振り返って堀内が選ぶ「娯匠的今年の3大事件」を書こうと思います。


1:地震と原発
やはり、これ。今でも当時の光景をはっきりと思い出すことができます。
「今やってる仕事はどうなる?」「夏の電気は?そのとき関東で仕事はあるのか?」などと脳内でぐるぐるぐるぐる…行く末を案じ続ける日々でした。
そして、我々が作っているものは衣食住足りてようやく成り立つものなんだというごく当たり前の事を強く実感し、娯楽としてのゲームの存在価値について考えるキッカケともなりました。

2:グラディエーターVS発売
他社と共同開発するということ、我々の規模で現行据置機向けの開発するということ、「娯匠」名義でゲームを作るということ…等々、様々な課題をつきつけられました。

お客様の声を受け止めながら、ここで得た経験、教訓を活かし、問題を一つ一つクリアしながら、社名に恥じぬモノを作り出せるよう挑戦を続けなければならないと思います。

3:新規参入
今年娯匠はスマートフォン向けのお仕事の部分請けが始まりました。参入タイミングはむしろ遅い方ですが…新しいプラットフォームでの仕事はいつだって刺激的です。
またunityやudkなどのエンジンとの関わり合いも増え、「この規模でできること」のある種の手応えを感じています。変なことを始めるための足がかりとなり得る…か?いやする!みたいな。


さて、来年は会社設立から10年目です、たしか。いろいろ夢中でやってきて、少しづつですが自分の中で「こうありたい」という意識がより強まったと思います。一周回って初心に帰ったような気分です。

そして来年の抱負は「慎重に大胆に!」です!

なんだか例によって酔っ払いが書いたようなふわふわした文な気がしますが、ようは寝不足なのです。眠いのです。その点、ご容赦。いまやってるしごともあとちょっとでケリがつきます。

では皆さん、良いお年を!

音と錯覚 第三回

堀内です。

喘ぎ喘ぎなんとか三回目です。

今回は「ガガガガガ(ブルルル)」について書きます。
この音はHalf-Lifeでゴードン・フリーマンがMP5を乱射してる音です。

ゲームをご存知ない方にはWikipediaでも読んでもらうとして、EAXやA3Dといった3Dサウンドシステムに対応しており、当時ゲームのためだけに自作PCをガチャガチャと組んで最適環境を目指してた身(引退済)としては、その努力に対する恩恵がダイレクトに感じられて感動したものです。

足音を聞いて敵の方角を認識できるといった利点以外にも、実銃系のリアルな発砲音がより臨場感が増し、没入感が半端ないゲームでした。

元々Quakeで「酔うから無理!」と諦めて以降、FPS系はやっていなかったのですが、Half-Lifeのかっちょいー導入部をはじめとした数々の優れた演出やストーリー惹かれて「これはやらねば!」と奮起、3D酔いで吐きながら(比喩ではなく本当に2回ほどリバース)脳を鍛錬し、ついにFPS耐性を身に付けることができた記念すべきタイトルなのです。以降カウンターストライク、デルタフォース、SWAT、アメリカンアーミー、バトルフィールド等々いろいろ手を出すことになります。まあ、下手の横好きなのでさっぱり勝てないので自然と離れて、最近はとんとやりませんけど。

だいぶ横道にそれました。

で、MP5を乱射するのが気持ちいいという話なのですけど、この「撃ってる感」が当時ダントツに好きでした。

リアルな銃声、反動で揺れる銃、一人称視点と3Dサウンドの没入感、異様に賢いAIの海兵隊との緊張感ある戦闘、かるい頭痛と胃のむかつき…そしてボンヤリしたゲーム脳状態で、ふと「あれ?このマウス振動機能ついてたっけ…なんか指先にトリガーを引いてる感触があるんですけど~…きもち~~」とかなりヤバイところまで行ってしまいました。

音、映像、操作性などすべて優れた上質なゲームは人をその世界に深く没入させ、錯覚までおこしてしまう。やっぱゲームってすげぇ!となったのであります。

じゃあ、それがわかったから自分たちで実践できるかというと、全然そんなことはなく、いろいろ工夫してみても、そこまでの境地にはなかなかたどり着きません。当然ですけど…やっぱり難しいです。でも、諦めません、よ。

四回目は、ネタを思いついたら書きます。このネタはいったん打ち切りです!

次週、今年最後の投稿ができるか!?乞うご期待。
(と、プレッシャーを自分にかける)

落としたものはこの普通の原稿ですか?それとも金の原稿ですか?

堀内です。

やってしまいました…諸所の事情で(つまるところ忙しく)暫くブログ書けませんでした…

これ書いてる今も時間あるわけではないのですが「さすがに三週連続で穴を開ける訳にはいかない!」と急いでタイピングしております!

音と錯覚(第三回)は個人的な趣味丸出しなのでちゃんと?ダラダラ書きたいと思ってますので、また寄り道です。スミマセン。

私的なことですけど、今月頭に自分の家を引越ししました。
その結果、今まで電車通勤時間が20分弱だったのが、1時間強になりました…

かなり苦痛かなーと思ったら、これがまたスマホ大活躍でして思ったより充実した時間を過ごしております。「ゲームいっぱいできる」という至極当然な幸せと共に、以下のことができるようになりました。

1:メール
あんまり頭の回転早くないので、いままでの通勤時間では中途半端でなかなかできなかったような重要なメールへの返信も、しっかり考えて文面作ることができるようになりました。

2:ドキュメント制作
企画書や仕様書の類も下書きレベルでは書けるようになりました。(※前後左右の視線に注意!)グーグルドキュメントとか使うと会社でも移動中でも家でも同じ書類を編集できるので便利ですね~。すばらしい。

3:情報収集
今まで寝る前に個人的な趣味も含めて、ちょこっとネットをフラついてたような時間が電車内にスライドできるようになりました。

まあ、ルート的に"わりと座れる"っていうのがポイントかと。ぎゅうぎゅう詰めで立ちっぱなしだとこうはいかないかな~とは思います。

正直な所、スマホだと文字入力系に難有りではありますが、ノーパソを開いて「ババーン、オラ仕事中!」というのもどうにも嫌なので、こそこそなんかできるという点で「あってよかったスマホ万歳」デス。

ただスマホにする前は、電車の時間は「本読む」か「妄想する」時間であって、脳をリセットする重要なタイミングだったりしました。そういう時間が最近めっきり減って脳がすごく疲れやすくなってる気がするのは憂慮すべきかも??

でも、時間ないんですよねぇ…もっとビュンビュン物事を解決できる高性能な脳みそが装着されていればよかったのですが、こればっかりはしょうが無いです。
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